あなたの猫が食後に「アオーン」と鳴いたら、驚きませんか?
- 猫が食後に「アオーン」と鳴くのはなぜ?
- ご飯を食べる前に鳴く理由との違いは?
- 「アオーン」と鳴いたとき、どうすればいいの?
結論からお伝えすると、猫が食後にアオーンと鳴く理由はは、飼い主さんに対して満足した気持ちを伝えています。
食事中や食前に鳴く場合もあるのですが、以前のわたしは猫が鳴くタイミングによって「なぜ鳴くのか」不安になっていました。
今回の記事では、愛猫の気持ちや鳴く理由がわかります。
具体的な理由がわかれば、猫にとって一番心地よい対策が立てやすいです。

猫の専門資格をもつわたしが、【猫が食後にアオーンと鳴く理由】についてわかりやすく解説しています。
ちなみに、我が家の猫が満足して食べているご飯は、こちらの記事『猫の資格をもつ私が与えている最強メニュー』をご覧ください。
猫が食後にアオーンと鳴く理由は…飼い主さんを信頼している証拠♬

猫が食後に”アオーン”と鳴くのは、飼い主さんに対して、満足した気持ちを伝えているのです。
子猫時代におかあさんのおっぱいを飲みながら、喉をゴロゴロ鳴らす理由と同じ。
おかあさんに「おいしい、もっと飲みたいな」などの気持ちを伝えるためといわれています。

子猫時代の習慣の名残です。
餌を与えてくれた飼い主さんに向かって鳴くことで、気持ちを伝えています♪
猫がご飯を食べながら鳴く理由5つ

ご飯を食べながら「みゃぅみゃぅ」とか「にゃにゃにゃ」としゃべるように鳴く理由は、5つです。
- ご飯を取られないように威嚇している
- ご飯がおいしすぎて感動している
- 飼い主さんに甘えている
- 幸せをかみしめている
- もしかして病気かも
5つの理由について、分かりやすく解説していきます。
理由①:ご飯を取られないように威嚇している
実はご飯を取られないように唸り声をあげることがあります。
飼い主さんには、かわいく鳴いているようにみえるかもしれません。
私は”威嚇の鳴き声”と聞くと、低い声で「うぅぅぅぅぅ」と鳴くイメージがあります。
しかし、食事中で口の中にご飯が入っているため、「みゃぅみゃぅ」などモゴモゴとかわいらしい鳴き声にきこえるのです。

大切なご飯を取られないように威嚇もしたい、でも食べたいと思った結果でした。
多頭飼いしているおうちで他の猫に対して見られることが多いでしょう。
理由②:ご飯がおいしすぎて感動している
おいしいご飯を食べて感動したとき、「すごくおいしい~」と思わず出た叫び声が「みゃぅみゃぅ」と聞こえることがあります。
人は、お腹がすいているときに食事をすると、いつもよりおいしく感じませんか?
猫も同じで、お腹が空いた状態でご飯を与えると、おいしく感じて「みゃぅみゃぅ」と叫んでしまうのです。
理由③:飼い主さんに甘えている
成猫になってもフードを食べているときに、おかあさんを思い出して甘えるように鳴く猫もいます。
お母さん猫のおっぱいを飲んでいる子猫が喉をゴロゴロ鳴らしたり、「にゃにゃにゃ」と鳴く理由は、甘えているからです。

大好きな飼い主さんとお母さん猫が、同じような安心できる存在になっているんです。
理由④:幸せをかみしめている
おいしすぎるご飯を食べて幸せをかみしめたとき、鳴き声としてでることがあります。
人がおいしいものを食べて”幸せ”を感じたとき、思わず言葉が漏れることありませんか?
猫も”鳴こう”と思っているのではなく、”自然と鳴き声が漏れてしまう”ことがあるのです。
理由⑤:もしかして病気かも
口腔内に、歯周病や歯肉炎などが発症し、ご飯を食べることで痛くて鳴いてしまう場合もあります。
お口の中にトラブルがある場合、症状としてよだれや口臭など、異変・異臭を感じたら動物病院を受診しましょう。
また、”毛づくろいができなくなる”など生活に支障を出さないためにも、歯磨きをしっかりと行い、口の中も清潔に保つことが大切です。
我が家の猫は歯磨き嫌いで獣医に相談したところ、「手で猫の歯をさわるだけで汚れはとれるよ」と教えていただきました。
挑戦しましたが、”指を噛まれる”という反撃にあい、綿棒を使って奮闘中です。

異物、反対‼

反対‼

(異物って…💦)
しかし、歯の汚れをとらないと歯周病など病気発症のリスクがあるため、絶対に歯磨きは必要です!
わたしと同じお悩みの人には、こちらの記事『キャットケアスペシャリストのわたしが納得したデンタルケア』をご覧ください。
猫がご飯を食べる前に鳴く理由と2つの対策方法

猫がご飯を食べる前に鳴く理由と2つの対処法は、以下のとおりです。
- 理由:おねだりしている
- 対策方法①:聞こえないフリをする
- 対策方法②:数粒のドライフードを与える
それぞれ順番に、分かりやすく解説します。
理由:おねだりしている
明らかにいつもと違う鳴き方の場合は、おねだりしているのです。
猫は餌がほしいとき、飼い主さんに向かって高音の甘えたような鳴き声を出してご飯を催促します。
テレビ番組でよくみる、【猫が飼い主さんに向かって「ゴハン」としゃべるって話】、全くのウソでもなさそう。
はっきりした根拠はありませんが、猫の行動を人の発達段階に当てはめてみると、2~3歳ぐらいになるからです。

猫と人は同じ脳の作りなので、人に当てはまると考えられています。
対策方法①:聞こえないフリをする
適量を決まった時間に与えているにもかかわらず、甘えるような鳴き方をしたときは、心を鬼にして聞こえないフリをしましょう。

肥満や病気にならないほうが猫にとっても楽だから、きちんと管理してくださいね。
対策方法②:数粒のドライフードを与える
基本は聞こえないフリですが、それでも餌が出てくるまでずっと鳴き続ける猫もいます。
そのときは、ドライフードを数粒だけ与えましょう。

数粒でも、小腹が満たされるとおとなしくなります。
まとめ:猫が食後にアオーンと鳴いたときは、ほめてあげましょう!

今回は、猫が食後にアオーンと鳴く理由について、解説しました。
猫が食事のタイミングによって「鳴く」意味がちがいますが、どのタイミングでも、【鳴く】行為は猫による感情表現です。
甘えた声で鳴かれると、つい、対応しがちなります。
しかし、毎回言うことを聞いてしまうと、わがままになりやすいため、しっかり対策をとりましょう。

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