猫がトイレ以外でうんちする原因ってなに⁉
急に突然、粗相し始めたから、ビックリしちゃった💦
今回はこんな疑問にお答えします。
結論からお伝えすると、猫がトイレ以外でうんちする原因は、ほとんどがストレスから来ています。
愛猫になんらかの負荷がかかり、ストレスとなって溜まっていった結果、粗相することが多いです。
また、トイレ以外でうんちすると細菌の増殖による不衛生な場所が増え、猫だけでなく人の健康も害される可能性があります。
この記事では、猫の専門資格をもつわたしが、”猫がトイレ以外でうんちする原因”について、解説します。
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猫がトイレ以外でうんちする原因6つ
猫がトイレ以外でうんちする原因は、以下の6つです。
- トイレまで我慢できずに漏らしてしまう
- トイレが猫の好みではない
- 飼い主さんの生活環境がかわった
- トイレの場所がどこか覚えていない
- ストレスによる分離不安症かも
- 下部泌尿器系の病気の疑いもある
6つの原因、”なぜ、猫がトイレ以外でうんちするのか”について解説します。
①トイレへ行くけど、間に合わずに漏らしてしまう
猫がトイレへ向かっているのに間に合わず粗相してしまう、【便失禁】の可能性が考えられます。
下痢気味のときや、筋力の衰えによって、トイレにたどり着く前にうんちを漏らしてしまうことがあるためです。
また、しっぽに通っている神経(尾骨神経)を外から傷つけてしまったり、ヘルニアや骨盤の損傷があったりすると、便失禁につながります。
便失禁になる原因は、次のことが挙げられます。
- 下痢
- 高齢による筋力の低下
- 尾骨神経への外傷「猫ふんじゃった症候群」
- 椎間板ヘルニア
- 骨盤の損傷
トイレ以外でのうんちが何度も続くようであれば、上記ポイントを参考に、注意深く観察してくださいね。
②猫がトイレを気に入っていない
猫がトイレを気に入っていない場合、トイレ以外でうんちすることがあります。
猫は神経質できれい好きな動物なので、汚れたトイレはストレスがたまって不快に感じやすく、受け入れることができないためです。
トイレは雑菌が繁殖しやすい場所です。
衛生面からも、トイレを清潔な状態で保つことで、トイレ以外の場所での粗相も軽減が期待されます。
また、猫は猫砂の素材や感触に好みがあり、好きな猫砂以外だとトイレへ入らなくなることもあるのです。
猫は、トイレでリラックス出来ないと避けるようになります。
トイレ環境を整えることはすごく大切です‼
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猫用自動トイレの安全性については、こちらの記事でまとめています‼↓↓
猫の自動トイレで死亡事故が発生?安全性高い1番人気と日本製商品2つを紹介!
③飼い主さんの生活環境がかわった
飼い主さんが引越しや部屋の模様替えなどで生活環境が変わると、ストレスを感じ、粗相につながる猫もいます。
そのほかにも、以下のように家族がふえたことで同じような行動につながりやすいです。
- 他の猫を迎え入れた
- 赤ちゃんが生まれた
普段と違う行動を確認したら、まずは原因を見つけ出し、ストレスを軽減してあげましょう。
④トイレの場所がどこか覚えていない
子猫や高齢猫の場合は、トイレの場所を覚えていないとき、トイレ以外でうんちをしてしまうことがあります。
理由はそれぞれ、以下のことが考えられます。
- 子猫(生後半年ぐらいまで)
まだ体の成長が不完全なので、トイレを失敗したり、トイレの場所を覚えてなかったりします。 - 高齢猫(7歳以上)
高齢猫に発症しやすい【認知症】によってトイレの場所がわからなくなり、徘徊や夜泣きが見られます。
通常は、猫自身でトイレの場所を把握できるため、しつける必要がありません。
野生時代から、猫は本能的に土や砂のある場所をトイレとする習慣があるためです。
猫にとって土や砂は排泄後のニオイを消すための必需品。
だから、自然と土や砂のある場所をトイレに選ぶことができるの。
子猫や高齢猫がトイレ以外でうんちするのは、粗相とは少し違うのです。
⑤ストレスによる分離不安症かも
過度のストレスによる”分離不安症”のため、トイレ以外でうんちをしてしまうことがあります。
分離不安症とは、飼い主さんと一瞬でも距離が離れてしまうことで、強烈な不安に襲われ症状のことです。
猫は自由気ままに単独行動を好むイメージがありますが、完全室内飼いで飼い主さんと常に一緒にすごしている猫に見られることがあります。
飼い主さんが外出中、寂しさからトイレ以外でうんちしたり、部屋の物を壊したり異常な鳴き声をだす猫がいるほどです。
このような異常な行動が見られる症状を分離不安症と言います。
ほとんどの場合はストレスから来ています。
一緒に遊んであげたり一定の距離を保ったりとメリハリのある対応をして、日頃から気を付けてあげましょう。
猫も分離不安症については、『猫がトイレについてくる心理』記事をご覧ください。
⑥下部泌尿器系の病気の疑いもある
下部泌尿器系の病気を発症している可能性があると、トイレ以外でうんちすることがあります。
症状の一つのして、”トイレの粗相”がみられるためです。
膀胱や尿道・腸・腎臓など広い範囲で炎症から病気になり、進行がはやいものだと命の危険もあり、危険です‼
腎臓病は特に一度発症すると完治ができません。
だから、日頃からのケアがとても重要です。
我が家の猫も食べている”下部泌尿器系の病気予防ができるフード”はこちら。↓↓
猫が急にトイレ以外でうんちすると、飼い主さんはビックリしますよね。
しかし、猫は少しずつ飼い主さんが気づきにくいSOSを発信していたのかもしれません。
うんちやおしっこに血が混ざっていたり、排泄物に少しでも異変を感じたら動物病院を受診してください。
猫がトイレ以外でうんちするのは…ストレスだけじゃなかった!
猫がトイレ以外でうんちする原因はストレスだけでなく、下部泌尿器系の病気の疑いもあるため、注意深く観察しましょう。
猫は急に/突然、粗相し始めるわけではありません。
ストレスや病気の疑いがある場合、愛猫の粗相が始める前に、症状が出ることもあります。
異変を感じたら、対策をとるとともに、かかりつけの動物病院を受診するとよいでしょう。
したがって、以下のケースは可能性がゼロではありませんが、ほとんど考えにくいのです。
- わざと飼い主さんを困らせよう
- 突然の思い付き
わざとじゃない可能性がほとんどのため、粗相をしても怒らないで!
猫がトイレ以外の場所で粗相をしても、絶対に怒ってはいけません。
理由は、猫がトイレ以外でうんちするのは、わざととは考えにくいためです。
飼い主さんが怒ることで、「うんちやおしっこはしちゃだめなんだ。」と勘違いしてしまい、排泄を我慢する可能性が高くなります。
また、普段から寂しがり屋な猫は、怒られたこと=構ってくれたと勘違いするケースも。
トイレ以外でうんちしたら、遊んでくれた‼
これから、うんちはここでしようかな✨
このように、負の連鎖で粗相を繰り返してしまうこともあるのです。
猫がトイレ以外でうんちしたときは、取り乱さず冷静に片付けましょう。
猫がトイレ以外でうんちしないための対策6つ
猫がトイレ以外でうんちしないための対策は、以下の6つです。
- トイレ内を常に清潔に保つ
- 猫砂の素材を好みに合わせてあげる
- トイレのサイズを変えてみる
- トイレの設置場所を見直す
- トイレの数を増やしてみる/自動トイレに変更する
- ストレスの少ない環境にしてあげる
6つの対策について、解説します。
①トイレ内を常に清潔に保つ
こまめに掃除してトイレ内を常に清潔に保つのも、基本的でありながら本質的な対処法です‼
猫自身でも猫砂をかけて自分のニオイを消しますが、完全に排泄物を取り除かない限りはニオイの原因である雑菌が増殖するためです。
きれい好きな猫は、雑菌だらけのトイレを嫌がります。
そのため、トイレ以外でうんちやおしっこをしてしまうのです。
猫は嗅覚がするどいため、トイレに消臭剤を設置するのはNG。
においの元である排泄物をこまめに取り除くことが大切です‼
いつもトイレを清潔にしてくれる”猫の自動トイレ”は、おすすめです。
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排泄物をすべて取り除いていても、周りの砂についたうんちやおしっこが残っています。
最低でも、1ヶ月に1度はトイレ本体の丸洗いと猫砂を全量入れ替えしましょう。
トイレ砂の全量交換するタイミングや掃除方法については、こちらの記事でまとめています‼↓↓
猫砂の全交換は本当にもったいない?交換頻度と継ぎ足し・入れ替えが危険な理由4つ
②猫砂の素材を好みに合わせてあげる
猫砂を愛猫の好みに合わせて別の素材に変えると、トイレ以外での粗相が軽減されることがあります。
理由は、今の猫砂があまり好きではないために、トイレ以外でうんちする可能性が考えられるためです。
猫によって、猫砂の好みがあります。
- 素材
- 粒の大きさ
- メーカー
- 足で踏んだときの感触
少し手間はかかりますが何種類かの素材を試してみると、猫が楽しそうに砂堀りする素材を発見できるでしょう。
猫砂の素材は、猫にとって安全なものだと飼い主さんにとっても安心ですね。
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③トイレのサイズを変えてみる
猫用トイレのサイズを見直し、愛猫の体にあったサイズへ変更すると、トイレ以外での粗相が軽減されることがあります。
トイレのサイズが自分の体格に合っていないと、リラックスできないためです。
もし、トイレサイズが合っていなければ、体に合ったサイズのトイレに変えてみましょう。
「猫の体に合ったトイレサイズ」⇒猫の体長×1.5の大きさが適正になります。
適正サイズの目安は、猫がトイレの中で方向転換できる大きさです。
猫の成長は1歳ぐらいでほぼ大きさが決まるため、1歳の成猫に対してトイレサイズが正しいか、確認しましょう。
トイレサイズが合わないとリラックスできない猫もいます。
トイレ以外の場所で粗相する可能性もでてくるため注意が必要です。
あなたの猫がトイレへ入ったとき、落ち着かない様子であれば、トイレサイズに不満があるかもしれません。
早めに適正サイズのトイレに変えてあげることをおすすめします。
我が家の黒猫(3歳・♂)は一般的な猫と同じぐらいで体長30㎝ほどですが、このトイレでずっと落ち着いてうんちしてくれます!
④トイレの設置場所を見直す
トイレの設置場所に原因がある場合は、トイレの場所を変えてあげると、トイレ以外での粗相が軽減されることがあります。
猫は、薄暗くて静かな場所が好きなためです。
そのため、猫のトイレは、人の動線上を避けた場所に設置してあげましょう。
猫は、視力の低さを聴覚と嗅覚でカバーしています。
私たちが聞こえてる以上に、騒音として聞こえています。
生活音がなるべく聞こえない場所にトイレを設置してあげてくださいね。
⑤トイレの数を増やしてみる/自動トイレに変更する
猫用トイレの数を増やすか自動トイレを導入し、常にきれいなトイレがある状態にすると、トイレ以外での粗相が軽減されることがあります。
猫はきれい好きなため、汚れたトイレはストレスが溜まりやすく、使わない子もいるためです。
飼い主さんが日中お仕事などで長時間外出する場合は、毎回のトイレ掃除は難しいのではないでしょうか。
基本的に理想的なトイレの数は、猫の頭数+1個になります。
しかし、長時間の外出をするときは、トイレの数をもう少し増やしてあげると安心です。
”たくさんのトイレを設置する場所がない”方には、猫の排泄後自動で掃除をしてくれる自動トイレをおすすめします。
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⑥ストレスの少ない環境にしてあげる
一緒に遊んであげることで、猫もストレス発散ができてストレス軽減にもつながり、トイレ以外での粗相も軽減されることがあります。
理由は、室内猫はストレス発散方法が限られ、飼い主さんとしか触れ合うことができないためです。
普段から猫とコミュニケーションを取ってあげて!
猫の分離不安症予防につながります。
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子猫のときからトイレの場所をしつけると予防になる
本来、子猫のしつけは母猫の役目で、トイレに関しても子育てしながら教えているはずです。
したがって、母猫がいない場合は、子猫のしつけを飼い主さんが行っていくことになります。
成猫は本能で土や砂のある場所をトイレと認識する習慣があるため、自然にトイレの場所を覚えていくことが多いです。
しかし、子猫のころは体も成長期でしつけが必要な段階のため、トイレの場所がわからずにトイレ以外でうんちすることがあります。
子猫のとき食後にトイレへ連れていき、うんちやおしっこが出たら砂をかけてあげます。
少しずつ、トイレの場所を覚えさせましょう。
何度も失敗はつきなので、失敗しても怒らず長期戦で優しく育てていきましょう。
まとめ:猫がトイレ以外でうんちする原因…急に/突然起こったわけじゃなかった!
この記事では、猫がトイレ以外でうんちする原因6つについて解説しました。
飼い主さんを困らせようと思ったり、急に/突然粗相したりしたわけではありません。
飼い主側で改善できることもあり、6項目の対策もご紹介しています。
もし、愛猫がトイレ以外でうんちしてしまったら、怒らずに原因を探っていきましょう。
下部泌尿器系の病気が隠れていることもあるため、少しでも異変を感じたら動物病院を受診してください。
猫の具合が悪くなさそうなのにうんちの粗相が続く場合は、個人的にはトイレ内の掃除とストレス軽減を優先的に改善してあげるといいと思います。
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猫がトイレ以外でうんちすることは異常です。
粗相する原因を早くみつけられるように、猫からのサインに気づいてあげてくださいね。
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