
我が家の愛猫は、飼い主である私がトイレへ行くと鳴くことがあります。
単独行動を好む猫がなぜ、飼い主がトイレに行くと鳴いたり、ついてきたりするのか…気になりませんか?
- なぜ、猫は飼い主がトイレに行くと鳴くの?
- 猫の「分離不安症」とは
- 飼い主がトイレに行くと鳴いたりついてきたりするときの対処法
結論からお伝えすると、猫は飼い主がトイレに行くと鳴くのは、飼い主であるあなたが大好きで信頼しているからです。
しかし、トイレに行くと鳴いたり、ついてきたりするのは、【分離不安症】になっている可能性があります。
大好きなあなたの姿が見えなくなると、急に不安になる病気のため、しっかり見極めることが重要です。

猫の専門資格をもつわたしが、【猫が飼い主がトイレに行くと鳴く理由】について、分かりやすく解説します。
ちなみに、猫が飼い主のトイレやお風呂場までついてきたり、ドア前で待っている猫のことを”猫ストーカー”というそうです。
猫は飼い主がトイレに行くと鳴く/ついてくる理由7つ

猫は飼い主がトイレに行くと鳴く/ついてくる理由は、以下の7つになります。
- 飼い主さんが好き
- 飼い主さんが見える位置にいてほしい
- 飼い主さんに遊んでほしい
- 猫が入れない場所のため、好奇心で中に入ってみたい
- 「もしかして、おやつくれるのか?」と期待している
- 飼い主さんをお母さんと思っている
- 飼い主さんと離れるのが不安<分離不安症>
順番に解説します。
①飼い主さんが大好き
飼い主さんのことが大好きすぎて、猫は飼い主さんがトイレに行くと鳴いたり、ついてきたりすることがあります。
いつも、飼い主さんの近くにいて、離れたくない気持ちが強いためです。

猫は、飼い主さんの移動先がトイレと認識していません。
トイレに限らず、お風呂でも同じような行動が見られます。
トイレやお風呂場の中まで一緒に入らず、飼い主さんが出てくるまで、ドアの前で鳴くこともあります。
よほどひどい鳴き方をしない限り、猫の機嫌を取ってはいけません。
鳴く=構ってくれることを覚え、飼い主さんが外出するとき、大騒ぎする可能性があります。
猫が慕ってくれるのはうれしいですが、ここはぐっと我慢をして塩対応していきましょう。

ある程度の距離を保って猫に接すれば、「鳴いても無駄だ」なことがわかるため、鳴きやむことが多です。
②飼い主さんが見える位置にいてほしい
常に飼い主さんが見える位置にいてほしくて、猫は飼い主さんがトイレに行くと鳴いたり、ついてきたりすることがあります。
猫にとって飼い主さんは、『自分の生活の中に居るのが当たり前』になっているためです。
猫の視力は0.1ほどですが、ぼんやりと見える飼い主さんの輪郭とニオイで、同じ空間にいることはちゃんとわかっています。
そのため、飼い主さんが動くと、見える位置に猫自身も移動することで、ついてきているように見えるのです。

我が家の猫は、私の行動パターンを覚えてしまって、先回りしてることもあります。

たまに、蹴とばされそうになるニャ💦
猫は、単独行動を好む動物ですが、飼い主さんがいないと、寂しい気持ちになる猫もいるのです。
③飼い主さんに遊んでほしい
飼い主さんに遊んでほしくて、猫は飼い主さんがトイレに行くと鳴いたり、ついてきたりすることがあります。
飼い主さんが立ち上がった時、遊んでもらえると勘違いするためです。
飼い主さんが移動を始めると猫も一緒についてきて、足元にすり寄ってきた経験はありませんか?
猫が自分の頭や体を飼い主さんの足元にスリスリするのは、必死にアピールしてる仕草です。

遊んでほしいニャ~。
このような仕草が見られた時は、一緒に遊んで、コミュニケーションをとりましょう。
④猫が入れない場所は、好奇心で中に入ってみたい
猫が入れない場所は、好奇心で中に入ってみたくて、飼い主さんがトイレに行くと鳴いたり、ついてきたりすることがあります。
『飼い主さんについていけば、一緒に中へ入れる』と思っているためです。
部屋の中で自由に行き来できる環境でも、人のトイレやお風呂場などは、猫だけでは入れません。
いつも閉まっているドアの向こうに何があるのか、好奇心旺盛な猫は探検したくなります。

我が家の猫は、私が冷蔵庫を開けると走ってきて、入ろうします。
縄縄張り意識が強い猫は、未知の場所にも危険なものはいないか確認し、全ての場所に自分のニオイをつけたいと考えるためです。
⑤「もしかして、おやつくれるのかも?」と期待している
『もしかして、おやつくれるのかも?』と期待して、猫は飼い主さんがトイレに行くと鳴いたり、ついてきたりすることがあります。
飼い主さんが急に立ち上がり、どこかへ移動しようとすると、急いでついてくることがあります。

もしかして、おやつをくれるのかニャ~?
しかし、トイレやお風呂場のドア前で鳴くからといって、『さみしかったね、ごめんね~』と、おやつをあげるのは絶対にいけません!
1度与えてしまうと、猫は【鳴く=おやつをくれる】と学習してしまうためです。
ただし、食事時間が近ければ、『そろそろご飯の時間では?』と、おなかがすいたことを飼い主さんにアピールすることがあります。

ちなみに、毎日決まった時間に適量のキャットフードを与えていれば、お腹がすきすぎることはありません。
食事のルールは、しっかり守っておくことが大切です。
⑥飼い主さんをお母さんと思っている
飼い主さんをお母さんと思っていると、猫は飼い主さんがトイレに行くと鳴いたり、ついてきたりすることがあります。
飼い主さんに寄り添うことで、漠然とした安心感があるためです。
小さい頃から飼い主さんと一緒の生活をしていると、子猫時代の感覚が抜けきれず、親離れができない子もいます。

避妊・去勢手術をすると、赤ちゃん返りをして、同じ行動を取ることもあります。
⑦飼い主さんと離れるのが不安<分離不安症>
飼い主さんと離れてしまうとパニック状態になり、異常行動がみられる、【分離不安症】を発症しているかもしれません。
分離不安症は、精神的に大きな不安を抱えてしまう病気です。
この病気になると、猫が飼い主さんに対して過度に依存してしまい、一瞬でも飼い主さんの姿が見えなくなると不安になってしまいます。

飼い主さんから親離れができていない猫は、分離不安症になりやすいです。
普段から猫と一緒に遊んであげたり、コミュニケーションが不足していると、ストレスから発症することもあります。
【補足】飼い主がトイレに行くとドア前で鳴く猫もいる
猫がトイレについてくるだけでなく、ドアの前で鳴く猫もいて、Twitter上でも投稿されています。
飼い主さんは、下着を下ろして、便座に座った状態で乗ってくるみたいです。
ちなみに、トイレまでついてきて鳴き出す猫の特徴は、1頭飼いの猫に多くみられます。
遊び相手の猫がいないため、寂しいのかもしれません。
猫の【分離不安症】とは

【分離不安症】について、少しふれておきます。
- 猫の分離不安症はどんな症状か
- 猫の分離不安症の治療方法
- 猫の分離不安症の予防策
順番に解説します。
猫の分離不安症はどんな症状か
猫の分離不安症とは、飼い主さんと離れることでパニックを起こしてしまう、精神病の1つです。
飼い主さんが部屋を出たとたん、ドアの前でずっと鳴き続けたり、ドアを引っかいたりする行動が、代表的な分離不安症の症状になります。
- 飼い主さんが離れてしまうと、家具など部屋にあるものを壊す
- 飼い主さんの姿が見えない間ずっと大きな声で鳴き続ける
- トイレ以外で粗相する
- 普段見られないような異常行動をする
分離不安症になると、猫にとって過度のストレスを感じているため、対策をとることが大切です。
猫の分離不安症の治療方法
猫が自立できるように、必要以上に構いすぎないようにしましょう。
常に飼い主さんが手助けすると、自立するタイミングを逃し、いつまでたっても親離れができないためです。
初めは辛いかもしれませんが、猫が一人でお留守番できるようになると改善されることがあります。

最初は10分ぐらいから、少しずつ時間を長くして慣らしましょう。
留守番させるときは退屈しないように、キャットタワーやおもちゃで遊べる環境を作ってあげてくださいね。
飼い主さんが外出するとき、愛猫に「行ってくるね」など声をかけると、飼い主さんが出かけることを察知します。
自分の側から離れることを感じさせないように、飼い主さんが出かけるときも、普段通りの態度で接しましょう。
飼い主さんが毅然とした行動を取ることで、猫は長時間留守番していても不安が減り、ストレスも溜まりにくくなります。
猫の分離不安症を予防する方法
猫に対して過剰な対応をしないことが、分離不安症の予防する、一番良い方法です。
猫がかわいくて仕方がない気持ちもわかります。が、我慢させることも覚えさせてください。

『私(飼い主)の生活の中に、あなた(猫)がいるんだよ〙ぐらいのスタンスで対応すれば、オッケーです。
猫に対してそっけない態度のときと、全力で一緒に遊んであげるときのメリハリをつけると、猫にも伝わりやすいです。
分離不安症は精神的な病のため、回復がむずかしいと言われています。
猫にとっても飼い主さんにとっても、発症しないように心がけてくださいね。
【猫】飼い主がトイレに行くと鳴く/ついてくるときの対処法3つ

【猫】飼い主がトイレに行くと鳴く/ついてくるときの対処法は、以下の3つになります。
- ついてこようとしても、気付かないフリをする
- 普段からコミュニケーションを取っておく
- 普段から猫だけで過ごす時間をつくる
順番に解説します。
①ついてこようとしても、気付かないフリをする
猫が鳴いたり、トイレやお風呂場までついてきたりしても、気づかないフリをしましょう。
猫の行動に飼い主さんが反応してしまうと、分離不安症を発症する確率が上がるためです。

目線も合わせないほうがいいね。
②普段からコミュニケーションを取っておく
普段から安心してすごせるように、毎日10分でもいいので、一緒に遊んであげましょう。
飼い主さんとコミュニケーションを取ることは、分離不安症の予防につながるためです。
猫とのコミュニケーション不足によるストレスから、鳴いたり、トイレやお風呂場までついてきたりすることがあります。

ちなみに、ブラッシングや撫でてあげることで、ケガや病気の早期発見につながりやすいです。

ブラッシングや撫でられると、気持ちいいニャ♪
\某動物番組で使用されていて、人気爆発中‼/

③普段から猫だけで過ごす時間をつくる
普段から、飼い主さんと離れてお留守番ができるように、猫だけで過ごす時間を作りましょう。
飼い主さんと離れる時間を作ることで、猫も安心して1人時間を過ごせるようになるためです。
実際に外出しなくても、別の部屋に移動するだけで、訓練の効果が期待できます。

ひとりで鳴かずにすごせたら、一緒に遊んであげるなど、褒めてあげてね。
まとめ:猫は飼い主がトイレに行くと鳴いたりするのは…小さな愛情表現でした♪
今回は、”猫は飼い主がトイレに行くと鳴く/ついてくる理由”について、解説しました。
猫は飼い主さんがトイレに行くと鳴いたりついてきたりするのは、飼い主さんに自分の気持ちをアピールしているのです。
また、子猫のころから飼い主さんが過剰にお世話をしてしまうと精神的に大人になりきれず、飼い主さんが見えなくなると、急に不安になることもあります。
【分離不安症】を発症すると、食欲不振・トイレ以外で粗相・異常行動などが見られることもあります。
過度の不安はストレスになるため、猫と飼い主さんの関係性にも配慮することが大切です。

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