愛猫が自分の毛をむしる行為は、理由があるの?
毛をむしる原因がわかれば、対策も取れるよね…。
今回は、このような疑問にお答えします。
結論からお伝えすると、猫が自分の毛をむしる行為の原因は、皮膚に炎症を起こしている場合が多いです。
皮膚に炎症を起こしている場合、猫は痒みや違和感が気になり、毛をむしってしまうため。
飼い主さんのケアで猫の毛や皮膚を清潔に保つことは、皮膚の炎症予防につながるため、とても重要になります。
また、皮膚に炎症が起きていないのに毛をむしる場合…実際に我が家の猫にした対策で治った事例もご紹介‼
この記事では、猫の専門資格をもつ私が”猫が自分の毛をむしる行為の原因と対策”について解説します。
猫が自分の毛をむしる行為をみつけたときはまず、皮膚を確認しよう!
猫が自分の毛をむしる行為の原因は皮膚に異常がある場合が多いので、まずは皮膚の確認をしましょう!
大事なことなので、もう一度いいます。
猫が毛をむしったら、まずは皮膚の確認をしよう!
皮膚の確認はわかったけど、具体的にどうすればいいニャ?
むー、いい質問だね(*’▽’*)♪
ここでポイントを伝えるよ。
- フケやかさぶたができている
- 毛がパサついている/毛が皮脂でべたべたしている
- 体臭がある
1つでも当てはまる項目があれば、皮膚に炎症が起きている可能性が高いです。
皮膚に炎症が起きてしまった場合は、専門の獣医さんに診てもらいましょう。
猫が自分の毛をむしる原因(理由)4つ
猫が自分の毛をむしる原因(理由)は、以下の4つです。
- 皮膚の炎症によるかゆみや違和感を感じている
- 消化器系や関節の病気を発症している
- ストレスを感じている
- 猫自身が暇で退屈している
4つの原因(理由)について、解説します。
①皮膚の炎症により、かゆみや違和感を感じている
皮膚に炎症が起こっている部分の根元にかゆみや違和感を感じてしまい、毛を掻きむしることがあります。
猫の皮膚に炎症が起こると、激しいかゆみとともに発疹ができることで、掻きむしってしまうため。
結果、まわりの毛が抜けてしまうのです。
鋭い爪をだして搔きむしると、猫が自分の爪で皮膚を傷つけてしまい、ケガや炎症の悪化がみられることがあります。
辛いニャ…。
また、人と同じで、皮膚が乾燥していたり皮脂でべたべたしていてもかゆみや違和感を感じています。
②消化器系や関節の病気を発症している
消化器系や株泌尿器系など、内蔵疾患ができると、体の違和感から毛を掻きむしることがあります。
理由は、皮膚にも影響が出てくることがあるため。
猫はもともと消化器系が弱く、膀胱炎・尿路結石・腎臓病など、下部泌尿器系の病気になりやすい動物です。
体に必要な水分が取り込めないために皮膚の乾燥が起こり、かゆみが出やすくなります。
猫はたくさんの水を飲まないから、脱水症状が出てたら要チェックです!
また、高齢猫や体の弱い猫には”関節部分の痛み”が出ることで、自分の毛をむしることがあります。
痛い部分が気になってしまい、違和感から過剰に毛を舐めたり、むしるのです。
③ストレスを感じている
過度のストレスや不安を感じていると、過剰なグルーミングで毛をむしったり、皮膚を傷つけることがあります。
繊細な動物である猫は、下記のような、わずかな変化でもストレスを感じやすいため。
- いつものフードが変わった
- 猫の寝床・トイレなど生活用品の位置が変わった
- 部屋の模様替えをした
- 家族が増えた(赤ちゃん・他の猫など)
- 来客(知らない人)が増えた
猫は、環境の変化や生活リズムの乱れを嫌がります。
ストレスで皮膚が炎症したり毛をむしったりする場合は、”最近、変わったこと”がなかったのか、原因を考えて改善してあげましょう。
④猫自身が暇で退屈している
猫が毎日暇すぎて、”退屈”を理由に、自分の毛をむしってしまうことがあります。
理由は、飼い主さんと一緒に遊ぶ時間が少なく、遊び足らないため。
しっかり遊んで運動し、たくさん睡眠できるような生活リズムが大事です。
コミュニケーションや健康チェックも兼ねて、毎日10分は一緒に遊びましょう。
\たくさん遊べば、猫もぐっすり睡眠できる✨/
我が家の猫は、毎日一緒に遊ぶと疲れて大人しくなります。(*’▽’*)♪
猫が自分の毛をむしる行為への対策3つ
猫が自分の毛をむしる行為への対策では、以下の3つになります。
- 皮膚を健康な状態にする
- 体調を整える
- ストレスを軽減させる
3つの対策を、解説します。
①皮膚を健康な状態にする
毛をむしる原因が皮膚の炎症のとき、皮膚を健康な状態保つことで、毛のむしりをやめさせる方法です。
猫が自分の毛をむしる原因の多くは、皮膚の炎症によるかゆみや違和感のため。
愛猫の体をチェックするとき、皮膚や被毛を清潔に保つケアも、重要になってきます。
まずは、皮膚に次のような異常があるか、確認しましょう。
- 皮膚にフケやかさぶたができている
- 皮膚の状態が悪く、毛がベタベタしている
- 皮脂の状態が悪く、皮膚からニオイがする
- 皮膚にプツプツができている
上記のような異常がでると、猫は自分の皮膚が気になり、過剰なグルーミングや毛をむしるのです。
1つでも当てはまる項目があれば皮膚炎が考えられるため、動物病院を受診しましょう。
ちなみに、シャンプータオルを使えば、お手軽に皮膚や被毛の汚れが取れて清潔になれます。
被毛の保湿効果があればお風呂上りのしっとり艶のある仕上がりになるので、オススメです。↓↓
私はしっかり保湿し、コスパのよい【ジョイペットのシャンプータオル】を使っています(*’▽’*)♪
②体調を整える
猫の内臓器官や皮膚・被毛など、体調を整えて健康体にすることで、毛のむしりをやめさせる方法です。
皮膚の異常や体調不良など、体の異変に感じて、猫が自分の毛をむしっているかもしれないため。
体のかゆみや炎症など、違和感を取り除くことができれば、自然に収まっていきます。
しかし、以下のような症状がみられる場合は、病気が隠れている可能性があります。
- 元気がない/ぐったりしている
- 食欲不振
- 下痢/便秘/嘔吐がみられる
気になる項目や、少しでも不安な症状がみられたら、動物病院を受診しましょう。
ちなみに、病気予防は普段から行うことが大事。
猫の健康状態は常に、確認・把握してくださいね。
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③ストレスを軽減させる
愛猫の体にダメージを与えるストレスを軽減させることで、毛のむしりをやめさせる方法です。
猫は、ストレスを長時間感じると、病気を発症させることもあるため。
爪をといだり高い場所でくつろいだり、”猫がストレス発散できる環境を作る”ことが大事です。
また、おもちゃを使った狩りの疑似体験や、野生時代の本能が発揮できるような生活空間も作ってあげましょう。
ストレスの原因はいろいろあって、判断が難しいよね。
まずは、『猫の元気な姿が見られるかどうか』を確認してくださいね。
\設置面積が半畳以下でも、安定感抜群/
猫が自分の毛をむしる異常行為が治った事例を紹介!
我が家の猫も自分の毛をむしる異常行為が見られましたが、治った事例は、ネット上ではほとんどみつかりません。
一番大きな理由として、皮膚に異常がある場合の多くは、動物病院で治療する方法しかないためです。
今回ご紹介した4つの原因のうち、皮膚に炎症や明らかな異常がみられる場合は、早急に動物病院を受診してください。
この記事では、我が家の愛猫ノアルの毛をむしる異常行為が治った方法をご紹介します。
ノアルで治った方法が、全ての猫に当てはまるわけではありません。
あくまでも、『我が家の猫が治った事例』として、参考になさってください。
毎日愛猫との時間を作ると治った
私が試した方法は、『毎日10分でも一緒に遊ぶこと』を徹底し、コミュニケーションをとること。
理由は、『食欲はある・元気に走り回る・下痢/嘔吐も見られない』…以上のことから、原因はストレスであると仮定したため。
我が家の愛猫ノアルの場合は、過度のストレスによる異常なグルーミングによって、毛がむしっていたようです。
結果、ノアルは自分の毛をむしることがなくなりました。
私が愛猫ノアルと一緒に遊んだおもちゃは、こちら。↓↓
同じ空間にいるだけでも、猫は安心します。
次にいくつか、おすすめの遊び道具をご紹介しますね。(*’▽’*)♪
猫が毛をむしらないための便利な対策グッズ3つ
猫が毛をむしらないための便利な対策グッズを3つご紹介します。
- おもちゃ
- 蹴りぐるみ
- グルーミングブラシ
おもちゃ
猫と一緒に遊んだり、一人で遊ばせることができるおもちゃは、おすすめです。
おすすめな理由は、猫は運動をすることで、ストレス発散ができるため。
飼い主さんが一緒に遊ぶと、健康チェックすることもできますし、猫が自分の毛をむしることへの対策効果が期待されます。
いろいろな動きをするおもちゃは、猫も楽しく遊べそう。
動くおもちゃの中でも、私の一押しは『猫壱』さんの”猫用電動おもちゃ”です。↓↓
蹴りぐるみ
蹴りぐるみはストレスを発散できるため、おすすめです。
蹴りぐるみを蹴る意味は”ストレス発散”だけではなく、”気持ちを落ち着かせるため”もあります。
抱きつける形の蹴りぐるみを与えておけば、思う存分蹴りけりして、ストレス発散効果がUP‼
我が家の愛猫ノアルとモカは、お気に入りみたいです♪
投げた蹴りぐるみをくわえて運んできます。(犬みたいに。笑)
ちょうどよいサイズの蹴りぐるみ
\猫が大興奮すること間違いなしっ/
グルーミングブラシ
グルーミングブラシを使うことで、猫の皮膚や被毛の健康チェックを行うことができるため、おすすめです。
猫の体をブラッシングすると、①皮膚・被毛の健康チェック②表面の抜け毛を除去③皮膚のマッサージ効果で血行をよくなるため。
猫の皮膚や被毛に直接触れることで、コミュニケーションにもなりますので、ブラッシングは毎日が理想です。
毎日使うものだから、猫の皮膚に安全でやさしいものを選んでくださいね。
\愛猫とコミュニケーションのキッカケに/
まとめ:猫が自分の毛をむしったら、皮膚/体調確認をして健康を取り戻そう!
今回は、猫が自分の毛をむしる行為の原因とその対策について解説しました。
猫が自分の毛をむしる行為をみつけたら、まずは皮膚の状態を確認しましょう。
皮膚に炎症やフケ・ポツポツなどが出来ていることが多いからです。
それでも原因がわからなければ、ストレスや病気が隠れている可能性があります。
炎症や病気が発症した場合は、飼い主さんで改善させることができないため、動物病院を受診してください。
病気の場合は、早期発見することで早期治療につながり、健康を取り戻しながら改善につながります。
今はまだなくても今後、皮膚に炎症がおきたり病気を発症したりするかもしれません。
毎日の体調や皮膚の状態を確認し、炎症・病気予防していきましょう。
\皮膚や被毛が簡単にきれいになる!/
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