猫の吐く餌がそのままの形で出てくると、心配になっちゃう。
体にも負担がかかっているだろうし、なんとか改善させる方法を教えてほしいな。
今回は、こんな疑問にお答えします。
結論からお伝えすると、猫の吐く餌がそのままの形で出てくる理由は、軽い食べ過ぎや消化不良の可能性が高いため、様子見で問題ありません。
このように、猫が食べた餌をそのままの状態で吐くことを「吐き戻し」と言います。
「え、どうして消化していないの?」と驚く人や、「もしかして、病気かも。」と心配して動物病院の受診を考える人がいるかもしれません。
この記事では、猫の専門資格をもつわたしが、”猫の吐く餌がそのままの形で出てくる理由”ついて解説します。
ちなみに、”早食い防止のフードボウル”を使えば、餌を食べるスピードが落ちるため、急いで食べれなくなります。
\ゆっくり食べて吐き戻し防止/
わたしは程よい凹凸があって、餌がすきまに入る【Phoenix】をおすすめしています。(*’▽’*)♪
猫吐く餌そのままの形で出てくる状態「吐き戻し」とは
猫の吐く餌がそのままの形の状態で吐くことを「吐き戻し」といいます。
餌を日常的にそのままの形の状態で吐き戻した場合、栄養が摂取できないだけではなく、体からの危険信号の可能性も。
猫が吐き戻した嘔吐物と、吐いたあとの様子を観察することが大事です!
猫が吐き戻したときは嘔吐物の写真を撮っておきましょう。
獣医さんに説明するとき、状況が伝えやすくておすすめです。
吐き戻したあとの様子で対応が変わってくるので、当てはまる項目を確認しましょう。
様子見で良い場合
吐き戻した嘔吐物の中に、血や異物が混ざっていないことを確認しましょう。
また、吐き戻したあとの状態が、以下のようであれば様子見で問題ありません。
- 餌を食べ続けている
- 元気に走り回ったり遊んだりしている
- いつもと様子が同じ
動物病院の受診を推奨する場合
履き戻した嘔吐物の中に、血や異物が混ざっているときは、動物病院で診てもらいましょう。
また、吐き戻したあと、以下のように”いつもと様子が違う”場合も同じく、動物病院の受診を推奨します。
- ぐったりしていて元気がない
- 食欲不振になった
- 嘔吐物に異臭がする
猫吐く餌そのままの形で出てくる「吐き戻し」の原因2つ<元気な場合>
猫吐く餌そのままの形で出てくる「吐き戻し」の原因で<元気な場合>は、以下の2つです。
- 舐めた被毛が胃の中で毛玉になっている
- 猫が餌を早食いしてしまうから
2つの原因について、カンタンに解説します。
①舐めた被毛が胃の中で毛玉になっている
未消化の餌が胃の中に残っている場合、胃の中の毛玉を吐き出そうとして一緒に吐くことがあります。
換毛期(被毛の生え変わり時期)は特に、毛づくろいで大量の抜け毛を胃の中に取り込んでしまいがちです。
基本的には、定期的に胃の中に溜まった毛玉だけを吐き出したり、うんちと一緒に排泄します。
しかし、未消化の餌が胃の中に残っていると、胃の中の毛玉と一緒に吐き出す場合があるのです。
猫は餌を丸呑みするし、消化も遅いから、そのままで吐き戻すことが多いよ。
②猫が餌を早食いしてしまうから
餌を早食いすると大量のフードが水分を吸収し、膨張することで胃が圧迫されるため、吐き戻すことがあります。
猫の空腹時間が長いと、餌を与えたとき勢いよく食べがちです。
早食いは短時間で大量の餌が猫の胃の中に入るため、とても危険。
科学的に証明はされていませんが、早食いすることで餌と一緒に空気も飲み込んでしまうとか。
そのため、胃の中にある餌が押し出されて吐き戻す仮説もあるみたいです。
早食いの原因は、元外猫や多頭飼いなど他の猫に餌を取られた経験がある猫に多くみられるみたい。
多頭飼いする飼い主さんは、空腹時間を減らすか、早食いさせないための工夫が必要です。
\早食い防止皿で吐き戻しを防止/
猫吐く餌そのままの形で出てくる「吐き戻し」の対策と注意点5つ
猫吐く餌そのままの形で出てくる「吐き戻し」の対策と注意点は、以下の5つです。
- 対策:被毛をこまめにブラッシングしてあげる
- 対策:食事の回数を増やして、空腹時を減らす
- 対策:早食い防止のお皿でフードを与える
- 対策:お皿の高さを調整する
- 注意点:吐き戻したフードはすぐに片付ける
5つの対策と注意点について、カンタンに解説します。
対策①:被毛をこまめにブラッシングしてあげる
猫が自分で毛づくろいをしたときに抜け毛が胃の中に入ってしまう前に、飼い主さんがこまめにブラッシングすることである程度回避されます。
特に長毛種の猫は、毎日ブラッシングが必要です。
日々のブラッシングを怠ると、安全面や衛生面で悪影響がでてくるでしょう。
お手入れをさぼると、猫の被毛同士が絡まって固まってしまうことも。
ブラッシングは猫とのコミュニケーションにもなります。
わたしが使っているブラシは欠品中でしたので、2番目に気に入っている商品をご紹介しますね。(*’▽’*)♪
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”ここをやって‼”と、毎回首回りやあご下をアピールしてくるほど。
ブラッシング後は毛がツヤツヤ・サラサラです♪
対策②:食事の回数を増やして、空腹時を減らす
空腹時間が長いと早食いしてしまうので、予防方法としては食事回数を増やして1回に与える餌の量を減らすことです。
元外猫や多頭飼いの猫には、ほかの猫に餌を取られない環境を作り、安心してゆっくり食事ができることで吐き戻し予防につながります。
食事場所を静かなところにする、多頭飼いの場合は猫たちの間に仕切りをつけるなど、工夫が必要だね。
対策③:早食い防止のお皿でフードを与える
少しずつしか食べられない形状のお皿に変えると、早食いを防止でき、吐き戻しが軽減されることがあります。
お皿の底に凹凸があり食べにくいものが販売されています。
時間をかけてゆっくり食べることで満腹中枢も刺激をうけ、肥満防止にもなるため、多くの人に選ばれています!
お皿を洗う手間はかかるけど、早食い予防ができるから気に入ってます。
対策④:お皿の高さを調整する
猫の体の大きさにお皿の高さが合っていない場合は、お皿の高さを正しく調整すると改善することがあります。
頭と体が一直線になって食べる姿勢が理想の高さです。
お皿の高さがひくすぎると、フードが飲み込みにくいから吐きやすいの。
ちなみに、うちのやんちゃ猫には猫壱さんのフード皿を使っています。
シリーズ全てかわいくて、大人気商品の1つです。
お水のお皿も同じシリーズのものを使っています。
注意点:吐き戻した餌はすぐに片付ける
吐き戻した嘔吐物に含まれる餌には、胃酸や寄生虫が付着している場合があるので、猫が食べたり舐めたりしないようにすぐ片付けましょう。
猫が食べないのはもちろんだけど、触れさせないようにすることが大事。
また、飼い主さんが片付けるときも素手で触らず、感染予防のためゴム手袋を使って処理してください。
ちなみに、雑菌や寄生虫の繁殖を抑える”除菌”もできる消臭剤は、獣医さんも動物病院で使っているのでおすすめです。
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まとめ:猫の吐く餌がそのままの形で出てきたら、その他異変がないか確認してね
この記事では、猫吐く餌そのままの形で出てくる原因について、解説しました。
猫の吐く餌がそのままの状態で吐き戻した場合、まずは吐いた後の様子を観察してください。
一般的に吐いたあとも、フードを食べ始めたり元気に走り回っている場合は、早食いやちょっとした消化不良が原因のため様子見で問題ありません。
吐いたあと、ぐったりして体の不調が見られたら、動物病院を受診してください。
「吐き戻す」行為は、猫にとってとても負担がかかっています。
吐き戻ししまう原因から、対策を考え工夫し、なるべく猫も吐かないようなケアを行いましょう。
\ブラッシングで胃の中に毛玉なし‼/
最後に、わたしもリピート購入しているキャットフードを紹介した記事もご覧ください。↓↓
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