猫のご飯場所ってどこに置くのが最適なのかな?
置き場所を変えようと思うけど…注意することがあるのかも知りたいな。
今回は、こんな疑問にお答えします。
結論からお伝えすると、猫のご飯の場所は、”落ち着ける場所+清潔な場所+飼い主さんが目視できる場所”が最適です。
猫の本来の習性として、警戒心がとても強いため。
しかし、これだけでは漠然としすぎていて、イメージがわきづらいのではないでしょうか。
この記事を最後までお読みいただけると、愛猫にとって最適な場所がわかり、落ち着いて食事する環境改善が期待されます!
もう少し、具体的なポイントや注意点などもご紹介しますね。
猫の専門資格を持つ私が、”猫のご飯場所はどこに置くのが最適なのか”について、解説します。
猫のご飯場所はどこに置くのが最適?ポイントは3つ
猫のご飯場所はどこに置くのが最適?ポイントは、以下の3つです。
- 人の生活動線上になっていないか
- 衛生管理が出来る場所か
- 飼い主さんが猫の食事中を確認できる場所か
3つのポイントについて、カンタンに解説します。
①人の生活動線上になっていないか
人の生活導線上にご飯場所を置くのは、やめましょう。
人が通るたびにちりやほこりが舞い、フードボウルの中に入ってしまうため。
また、うっかりつまづいて、フードをこぼしてしまうかもしれません。
安全面からも、人の移動が少ない静かな場所にフードを置いてあげるのが最適です。
小さなお子さんがいるおうちでは、部屋の中で子供が近寄りにくい場所が理想です。
②衛生管理が出来る場所か
衛生管理が行き届いていない場所にご飯場所を置くのは、やめましょう。
不衛生なものを、愛猫が誤って誤飲する恐れがあるため。
キッチンの近くは人の食べ残した残飯や生ごみがあるご家庭も多いため、出来るだけ避けることをおすすめします。
フードの置きっぱなしも、同様に不衛生ですので、食べ残した分は片付けましょう。
置き餌をおすすめしない理由などは、こちらの記事でまとめています‼↓↓
猫餌の置きっぱなしは問題ない?全部食べるまで放置がだめな7つの理由とは
③飼い主さんが猫の食事中を確認できる場所か
飼い主さんが、愛猫の食事中を確認できない場所にご飯場所を置くのは、やめましょう。
愛猫の食欲や小さな異変に気付きにくくなるため。
しかし、猫は食事中に話しかけられたり、邪魔されたりするとストレスに感じます。
観察する際は、少し離れた場所からそっと見守るだけにしてください。
基本、猫のご飯場所はあまり変えないほうがよい
毎日安心してご飯が食べられるように、猫のご飯場所は定着させてください。
警戒心の強い猫は、ご飯の場所が変わると、急に不安になり食欲不振になることがあります。
食欲不振になると、栄養がきちんと摂れず体調を崩しかねません。
置き場所を変える=環境の変化になるので、ストレスに感じることも。
猫のご飯場所で注意すること4つ
猫のご飯場所で注意することは、以下の4つです。
- 食事とトイレの場所は離す
- 周囲が見える場所に置く
- 適温・適湿度の環境下の置く
- 窓際に置かない
4つの注意点について、カンタンに解説します。
①食事とトイレの場所は離す
猫はきれい好きな動物なので、食事をする場所とトイレは最低1m以上離してください。
猫の臭覚は人の数倍以上あるため。
おしっこやうんちのニオイがついたトイレの近くでは、絶対に食べない猫もいるため、気を付けましょう。
トイレのニオイがする場所では食べたくないニャ。><
②周囲が見える場所に置く
猫がご飯を食べているとき、周囲が見える場所にご飯場所を設置してください。
警戒心が強い猫は、食事中に周囲の様子が確認できる位置でないと安心できないため。
猫は食事中と排泄中は無防備になります。
安心してゆっくり食事するためには、360℃見渡す場所が理想なのです。
③適温・適湿度の環境下の置く
食事環境は適温・適湿度の環境下にご飯場所を設置してください。
猫は、自分で体温調節するのが難しいため。
最適な室温 | 18~29℃ |
最適な湿度 | 30~90% |
夏や冬はエアコンを使用し、室内温度・湿度設定をしてくださいね。
湿気の高い、キッチンやお風呂場・加湿器の近くは避けましょう。
④窓際に置かない
直射日光のあたる窓際から離れた場所に、ご飯場所を設置してください。
直射日光が当たる場所は、フードの劣化が激しくなるため。
【多頭飼い】猫のご飯場所で注意すること2つ
多頭飼いだと、それぞれの年齢や健康状態によって、食べるご飯の種類が違う場合もありますよね。
理想の食事回数 | おすすめフード | |
子猫 | 3~6回 | 高カロリーで栄養価が高いフード |
成猫 | 1~3回 | 栄養バランスの取れたフード |
高齢猫 | 3~4回 | 低カロリーで栄養価が高いフード |
そのため、ご飯場所とは別に、【個々の猫が自分のフードを食べる環境つくり】も必要です。
そこで、【多頭飼い】猫のご飯場所で注意することは、以下の2つです。
- 猫同士の餌の置き場所を離す
- 猫同士の餌の時間をずらす
2つの注意点について、カンタンに解説します。
①猫同士の餌の置き場所を離す
猫同士のご飯場所を少しずつ離して設置しましょう。
別の猫に、誤って食べられないようにするため。
準備や片付けが複数箇所になったり、ある程度の広さが必要になっったりすることがデメリットですが、個々の健康管理ができるメリットでもあります。
広さがない場合は、仕切りを作ってあげると解消できそうだニャ‼
②猫同士の餌の時間をずらす
年齢が違うと理想の食事回数もかわるので、食事の時間帯を少しずつずらして与える方法もおすすめです。
個々の猫の健康管理ができて準備や片付けも1か所で済み、飼い主さんの手間が減るため。
同年代の複数猫でも、同じように1匹ずつ順番にフードを与えると良いかもしれません。
猫の性格によるため、試してみてストレスを感じてそうなら、やめてあげよう。
この場合、全ての猫が食べ終わるまで確認しなくてはいけないことから、忙しい飼い主さんには難しいかも。
まとめ:猫のご飯場所には注意!最適に食べられる場所を徹底解説
今回は、猫のご飯場所はどこに置くのが最適か”について、解説しました。
猫のご飯場所については、【落ち着ける場所+清潔な場所+飼い主さんが目視できる場所】が適しています。
小さなことでもストレスを感じやすい猫は、安心してご飯が食べられる環境づくりが大事。
お住まいの環境を確認していただき、猫にとって『最適な食事環境』を整えてあげてください。
多頭飼いの場合は、さらに別の問題もあり、工夫が必要になってきます。
最適な場所が決まったご飯場所は、基本、変えないようにしましょう。
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