
我が家の黒猫は表面は黒いのに、毛の根元が白いんだよね。
ブラッシングで取れた抜け毛を集めると、グレーっぽい毛玉になるのはなぜ?
今回は、こんな疑問にお答えします。
- 黒猫は毛の根元が白い:ブラックスモークに変わる理由
- 黒猫の毛の色が黒色→茶色くなることもある!?
結論からお伝えすると、黒猫の毛の根元が白いのは、黒から変色ではなく、本来の毛色(柄)が成長によって目立ってきただけです。
本来の毛色(柄)は、親猫からの遺伝により決まっています。
そのため、親猫の毛の根元が白いと、根元が白い状態で生まれてくることが多いです。
しかし、子猫時代は白い部分が確認しずらく気づかないことが多い理由から、突然黒い毛から白い毛へ変色したように感じる方もいらっしゃいます。
ちなみに、黒猫の毛先が黒く根元が白い柄のことを、【ブラックスモーク】と呼びます。

猫の専門資格をもつわたしが、”黒猫の根元が白い【ブラックスモーク】”について解説します。
黒猫の中には、毛の根元が白い子がいる

表面の毛は黒いのに、地肌を見ると根元の毛だけ四分の1ほど白かったり、地肌に縞模様が入ったりする黒猫が存在します。
黒猫は猫全体の中でも少ない品種で、さらに毛の根元だけ白いとなると少なくなります。
正式な統計や証明はされていませんが、確率はかなりめずらしいです。
▶黒猫のお腹に白い毛エンジェルマークの確率は?白い毛が混じってる理由や性格に違いある?
【黒猫】毛の根元が白いのは黒い毛から変色?

子猫のときは気づかなかったのに、体が大きくなってきてブラッシングした時『あれ?毛の根元が白い…』と、驚く方も多いのはないでしょうか。

わたしも最初、気づいたときはびっくりしすぎて、数秒固まりました。
「いやいやいや、黒猫なのに」って。笑
一瞬、【病気】の二文字も頭をよぎりましたが、思い出しました‼
突然変異ではなく、生まれた時から毛の根元が白い(=ブラックスモーク)状態で生まれてたことを、です。
黒猫の成長に合わせて、根元の白い部分が目立ってきただけでした。
猫の毛色や柄は遺伝で決まるため、親猫の遺伝子を引き継ぎます。
したがって、親猫の毛色がブラックスモークだと、子猫も同じ毛色で生まれてくるのです。
毛の根元が白い:ブラックスモークの性格は
ブラックスモークの性格は個体差がありますが、一般的な黒猫の性格とあまり変わらないようです。
魅了する性格は、黒猫の特徴的な性格です。
猫種が変わるわけじゃないし…そりゃ、そうですよね。

甘えん坊で人懐っこく、他の猫や人と争うことなく平和を愛する黒猫のイメージ通りです。
黒猫の性格については、こちらの記事でまとめています‼↓↓
黒猫の性格ってきつい/よくしゃべる?オスは甘えん坊で人懐っこい子も多い!
黒猫の毛の根元が白い色で代表的な種類3つ

黒猫の毛の根元の色で代表的な種類は、以下の3つです。
- ブラックスモーク
- ブラックスモークタビー(縞模様)
- ティップドカラー
3つの種類について、分かりやすく解説します。
①ブラックスモーク
ブラックスモークを直訳すると”黒のスモーク”※です。※スモークとは、ソリッド(毛の色が1色)に近いカラーのこと。
毛の根元だけ白くする色素抑制遺伝子インビット(I遺伝因子)を親猫から受け継ぐことで、毛色の根元だけ(約4分の1程度)白く着色した毛色のことになります。
分かりやすく解説すると、”ブラックスモーク”は、黒色の毛の根元だけ白く着色した毛色ということです。
正確な確率は算出されていませんが、かなり珍しい毛色になります。
②ブラックスモークタビー(縞模様)
黒猫に現れる縞模様(タビー)は、別名【黒い虎猫】【ブラックスモークタビー】などと表現されることがあり、2つとも猫専用の言葉です。
縞模様(タビー)は、毛に縞模様をつける遺伝子タビー(T遺伝因子)が作用することで、縞柄の毛色を作り出しています。
全部で4パターンの縞模様(タビー)と代表的な猫種は下記表をご覧ください。
- クラシックタビー:アメリカン・ショートヘア
- マッカレルタビー:スコティッシュ・フォールド
- スポッテッドタビー:オシキャット
- ティックドタビー:アビシニアン
ブラックスモークタビーも正確な確率は算出されていませんが、猫の総個体数からだと珍しい種類です。
③ティップドカラー
ティップドカラーは、毛先だけ他の色で着色(ティッピング)された毛色のことで、黒猫の場合は、毛先だけ黒色ということになります。
ブラックスモークと同様、かなり珍しい毛色で、確率も低いです。

因みに、着色部分が3分の1程度だと【シェーデッド】、4分の1以下だと【チンチラ】といいます。
黒猫の表面の毛の色が黒色→茶色くなることもある3つの原因

毛先の色が黒だから黒猫と判別できますが、本来黒猫だったにもかかわらず、茶色くなることがあります。
考えられる原因としては、以下の3つです。
- 黒の色素を作るアミノ酸が不足
- 日光浴による日焼け
- 病気かも
順番に、分かりやすく解説します。
①黒の色素を作るアミノ酸が不足
黒い毛が茶色くなるのは、黒い毛を作るメラニンの元になる【チロシン(アミノ酸の一種)】が不足したためです。
チロシン(アミノ酸の一種)があっても、メラニン物質を作るときに必要な”銅”が不足しているときも、同様に黒い毛が茶色くなります。

”チロシン”・”銅”は動物性たんぱく質に多く含まれているから、お肉が含まれたフードを適量与えれば、不足することはありません。
チロシンとは、
被毛および虹彩の色素となる。また、ドーパミン、ノルアドレナリンおよびアドレナリンの前駆物質にもなり、脳や生殖機能を正しく保つために使われる。
引用:犬と猫の栄養成分辞典
②日光浴による日焼け
夏の日差しが強い時期に長時間日光浴をすると、毛の色が茶色くなることがあります。
『え?そんなことあるの?』と思った方がいるかもしれませんが、実際に確認されています。
日焼けによる変色であれば、毛が生え変わると元の黒い毛が生えてくるため、それほど心配することはありません。
③病気かも
甲状腺や腎臓・肝臓に疾患がみられると、毛色が茶色くなることがあります。
病気を発症すると毛色が変わるほか、水の過剰摂取や頻尿・食欲不振・下痢/嘔吐などの症状がでることもあります。
特に、水の過剰摂取や頻尿は慢性腎不全も考えられるなど、怖い病気が隠れているかもしれません。
1つでも症状の確認がとれたら、動物病院を受診しましょう。
まとめ:黒猫の毛の根元が白いのは…変色じゃなく、生まれつきだった!

今回は、”黒猫の毛の根元が白いのは黒い毛から変色したのか”について、解説しました。
黒猫の毛の根元が白いのは、突然変色したわけではなく、親猫からの遺伝により生まれた瞬間から白いです。
黒猫の毛は真っ黒な色をイメージしますが、実は毛の一部が白かったり縞模様があったり、種類があります。
また、生まれつきではなく、突然毛の色が変わってしまうこともあるため、注意が必要です。

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