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この記事では、”猫がトイレの中でくつろぐ/寝る理由は?ストレス軽減にもつながる3つの対処法とは”と題して解説していきます。
今回はこのような疑問にお答えします。
- 猫がトイレの中でくつろぐ/寝る理由
- 猫がトイレの中でくつろぐ/寝るのをやめさせる方法
結論からお話すると、猫がトイレの中でくつろぐ/寝る理由は、トイレ空間が落ち着くからという理由が1番多いです。
”トイレ環境”というより”トイレ空間”とお伝えしたのは、理由があります。
この記事を最後までご覧いただくと、私がお伝えした結論に納得いただけるのではないでしょうか。
生活環境が変わったことや新しく子猫を家族にむかえていませんか?
猫の専門資格をもつ私が、『猫がトイレの中でくつろぐ/寝る理由は?ストレス軽減にもつながる3つの対処法』について、解説します。
猫がトイレの中でくつろぐ/寝る理由7つ
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猫がトイレの中でくつろぐ/寝る理由は、以下の7つです。
- 安心できる場所がトイレしかなかった
- ストレスや不安を感じている
- 狭い場所が好きだから
- 寂しがっている
- 実は、トイレだと思っていない
- 病気が潜んでいる
- 認知症になっていた
7つの理由について、解説します。
①安心できる場所がトイレしかなかった
室内で安心できる場所がないと判断すると、トイレの中でくつろいだり寝ることがあります。
猫は狭くて暗い場所が落ち着くためです。
室内飼いの猫は、室内で静かにくつろげる場所を探しますが、気に入った場所がみつからないとき、自分のニオイがするトイレで落ち着こうとするのです。
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猫は、自分のニオイがする=安心できる場所。
結果、トイレしかなかったということです。
生活環境が変わって、今まで猫がくつろいでいた場所がなくなり、自分のニオイがする場所がトイレだけになったと考えられます。
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「犬は人につき、猫は家につく」と言われるとおり、生活環境の変化にも敏感にかんじてしまうため、ケアが必要です。
トイレの中でくつろぐ/寝るときは、トイレ以外で落ち着ける場所を作ってあげましょう。
②ストレスや不安を感じている
普段の生活でストレスや不安を感じていると、トイレの中でくつろいだり寝ることがあります。
快適な空間が崩れると不快に思い、ストレスが溜まってしまうためです。
猫は体温調節が難しい動物なため、室内の温度は常に適温に保つ必要があります。
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他にも、以下のように寂しさを感じるとストレスに変わることがあります。
・飼い主さんの不在時間が多い
・コミュニケーション不足
ストレスや不安を感じると、自分のニオイで安心したいと思うようになり、唯一の場所がトイレだったのでしょう。
③狭い場所が好きだから
猫は”狭い場所”が好きだからという理由で、トイレの中でくつろいだり寝ることがあります。
体がフィットするぐらいの狭い場所として、トイレのサイズはちょうどよいと感じやすいため。
トイレの壁に体が触れることで、安心します。
ドーム型のトイレのように、体を隠せるタイプだとさらに落ち着く空間になることも。
くつろげる場所が他になくて、仕方なくトイレで寝ることが多いです。
猫のお気に入りになるような場所を作ってあげましょう。
④寂しがっている
愛猫が寂しがっていると、トイレの中でくつろいだり寝ることがあります。
飼い主さんが長時間外出のため会えない時間が長くなると、”寂しい”と感じて自分のニオイのするトイレで落ち着こうとするためです。
”自由気ままな生活”を送って飼い主さんにツンデレなイメージの猫ですが、実は寂しがり屋な一面も持っています。
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去勢手術済みのオス猫は特に、甘えん坊になると言われています。
(我が家の猫も、赤ちゃん返りしたようです。笑)
飼い主さんと同じ空間にいると、飼い主さんの気配を感じ、安心して眠ることも多いでしょう。
ちなみに、子猫によく見られますのは、お母さん猫が恋しいからと言われています。
⑤実は、トイレだと思っていない
猫が”実は、トイレだと思っていない”ために、トイレの中でくつろいだり寝ることがあります。
子猫によく見られますが、トイレトレーニングが終わっていない猫だと、猫砂の入った入れ物=トイレと認識していないかもしれません。
入っていた猫砂が居心地よくてくつろげる空間だと感じ、安心できる場所としてインプットされるようです。
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ちなみに、実はこのパターン、結構多いです。
⑥病気が潜んでいる
隠れた病気が潜んでいると、仕方なく、トイレの中でくつろいだり寝ることがあります。
病気による体力の低下で動けなくなることがあるためです。
病気が腎不全になると、排尿回数が増えることで体力も落ち、排泄後疲れてそのままトイレで眠ってしまうことも。
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猫がトイレで排泄するとき、普段と違う様子が見られたら、動物病院の受診しましょう。
膀胱炎や尿路結石を発症していたら、おしっこがするっとでない・排泄時に痛みを伴うなどの症状が見られます。
トイレでくつろいだり寝る原因として病気を疑う場合は、おしっこの量や排泄中・排泄後の様子も確認して判断してください。
でも、猫がトイレを使うタイミングをずっと見張ってるわけにもいきませんよね。
忙しい飼い主さんでも、24時間365日愛猫の健康管理がスマホで確認できれば、心配事も減ると思います‼
データがあれば、万が一『体調は大丈夫だろうか』という不安も、動物病院で説明する材料になりますし、獣医にとっても判断材料として誤診を防ぐことが可能です。
⑦認知症になっていた
認知症になったしまうと、トイレの中でくつろいだり寝ることがあります。
トイレを排泄場所と認識していないためです。
高齢猫に見られる症状で、空間認識がわからなくなったり、当たり前の習慣を忘れてしまったりすることがあります。
愛猫が7歳以上になったら、他にもおかしい症状がでていないか、確認しましょう。
猫がトイレの中でくつろぐ/寝る場合の対策3つ+α
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猫がトイレの中でくつろぐ/寝る場合の対策は、以下の3つです。
- 寝てたら移動させる
- 最適な環境に変える
- 一緒に遊ぶ時間を作る
3つの対策について、カンタンに解説します。
①寝てたら移動させる
トイレ内で寝てしまっていたら、そっと移動させてあげましょう。
「トイレで気持ちよく眠っているところを移動させると、起こしちゃうからかわいそう。」
なんて思わなくて大丈夫です。移動させてもまたすぐに寝るので。
それよりもトイレでずっと寝ることで、細菌感染のリスクを考えると、清潔な場所で眠ったほうが安心です。
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猫自身の足で移動するほうが望ましいため、おやつを使ってトイレ外まで誘導する工夫をしていいですね。
根気のいる方法ですが、猫がトイレで寝る習慣をやめさせましょう。
②最適な環境に変える
猫が部屋の中で安心できる”快適な環境”に変え、落ち着ける場所を作ってあげましょう。
人の動線上から外れた場所や、テレビなどにぎやかな音がしない場所に、猫のニオイがついたベッドや毛布を置いてあげると改善します。
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人の目が届かないキャットタワーや、猫の体がちょうど入るぐらいの隠れるスペースでも落ち着くはずです。
あとは室内の空調も、猫が快適にすごせる温度設定(20~28度)を保ってあげてください。
1度生活環境を見直すことも大事です。
③一緒に遊ぶ時間を作る
飼い主さんがお仕事など長時間外出し、疲れて帰ってきても、猫と一緒に遊ぶ時間を作ってあげましょう。
「外出中はずっと寝てるし、気にする必要ないのでは・・・」と思ったら大間違い
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飼い主さんの外出中、ずっと寝ているは”夜行性の動物”だから…だけではありません。
飼い主さんがいなくて、やることがないから寝てることも多いんですよ。
猫だって、独りぼっちで長時間留守番をすると寂しいです。
どんなに疲れていても、1日10分でもいいので、全力で一緒に遊んであげてください。
我が家の猫も粗相やイタズラが多く困っていました。
だけど”一緒に遊んであげてなかった”ことに気づいて、毎日必ず一緒に遊ぶようになってから、やらなくなりました。
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『寂しいから遊んで』ってアピールだったようです。
(参考)経過観察をする
家族に迎え入れたばかりで、慣れない環境が原因で不安になっているのかもしれません。
不安による引きこもりであれば、強引にトイレから出さず、しばらく様子を見て経過観察しましょう。
猫が自分でトイレから出てこれば、問題ありません。
まとめ:猫がトイレの中でくつろぐ/寝る…猫が悪いわけじゃなかった
今回は、【猫がトイレの中でくつろぐ/寝る理由は?ストレス軽減にもつながる3つの対処法】について、解説しました。
猫がトイレの中でくつろぐ/寝るのは、生活環境が猫に合っていないことが原因の中で一番多いです。
小さな環境の変化にも敏感に察知してしまうため、飼い主さんの気づかないところでも、ストレスや不安を感じてしまったかもしれません。
じっくり行動を観察し、原因の元を解消してあげてください。
また、トイレで排泄しようとしたら普段と変わったことがないかチェックすることが大切です。
猫がトイレの中でくつろぐ/寝ることは、衛生面からもやめさせましょう。
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