猫の毛玉がカチカチ(フェルト状)になるのはなぜ?
このまま放置したら、どうなっちゃうの?
この記事では、以下の内容について解説していきます。
結論からお伝えすると、猫の毛玉がカチカチ(フェルト状)になる原因は、”飼い主さんのケア不足による被毛の汚れ”によるものです‼
猫自身でも毛づくろいをしますが、それだけでは不十分のため。
飼い主さんのケアが必要となり、愛猫の毛玉がカチカチ(フェルト状)になってしまうのは、毛づくろいが下手ではないので。
この記事を最後までお読みいただければ、ご紹介する予防策によって、毛玉がカチカチ(フェルト状)にできにくい効果が期待されます‼
そこで、猫の専門資格をもつ私が” 猫の毛玉がカチカチ(フェルト状)になる原因と予防法”について解説します。
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猫の毛が固まることについては、こちらの記事でも解説しています‼↓↓
猫の背中の毛が固まる…ゴワゴワ毛玉になるのは病気?5つの原因と取り方
猫の毛玉がカチカチ(フェルト状)になる原
猫の毛玉がカチカチ(フェルト状)になる原因は、”毛玉に付着した汚れを放置したことによる悪化”です‼
飼い主さんのブラッシング不足で付着した汚れが積み重なっていったため。
フェルト状のカチカチ毛玉の正体はズバリ、【毛玉+付着した汚れ】です‼
猫のグルーミング(毛づくろい)である程度舐めて取れますが、それでも限界があり、体の表面には抜け毛が残ってしまいます。
抜け毛が残ってしまうと、そこへ汚れが付着してしまい、フェルト状のカチカチ毛玉へ成長するのです。
カチカチ毛玉が出来た場所は風通しも悪くなるので、さらに状態も悪化します。
表面に残った抜け毛を、ブラシで取り除いてあげてくださいね。
ブラッシングすると、毛艶もよくなります。↓↓
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抜け毛の量によって、2本のブラシを使い分けています。(*’▽’*)♪(現在、人気商品にて売り切れ中…><です。)
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猫の毛玉がカチカチ(フェルト状)になると、痛みを伴い、ケガも起こりやすい
猫の毛玉がカチカチ(フェルト状)になるまで放置すると、痛みを伴うこともあり、ケガも起こりやすくなります。
毛玉がカチカチ(フェルト状)になると皮膚が引っ張られ、次の2つのことが起きてやすくなるため。
- 痛みや運動制限が起きる
- ストレスがも溜まりやすくなる
皮膚が引っ張られると体を動かすだけでも痛みを感じることがあり、以下のようなことが起こる可能性も高くなります。
- キャットタワー上部や今までジャンプできた高さへ飛び乗れない
- ジャンプに失敗し、床に落ちたりどこかに体をぶつける
- 体に違和感を感じて、異常行動がみられる
以上のことから、毛玉がカチカチ(フェルト状)になったまま放置すると、ケガの危険性が上がるのです。
毛玉がカチカチ(フェルト状)になるのは、飼い主さん側にあります。
特に抜け毛の量が増える換毛期は、注意しましょう。
猫の毛玉がカチカチ(フェルト状)にならないための予防法3つ
猫の毛玉がカチカチ(フェルト状)にならないための予防法は、以下の3つになります。
- 毎日ブラッシングしてあげる
- 定期的にペットサロンへ通う
- お風呂に入れてあげる
3つの方法について、カンタンに解説します。
①毎日ブラッシングしてあげる
猫の被毛についた抜け毛を毎日のブラッシングで取り除き、毛玉が出来ないように予防する方法です。
ブラッシングすることで、体の表面についた抜け毛を取り除き、フェルト状のカチカチ毛玉ができないようにするため。
大事なことなので何度もお伝えしますが、猫の毛玉がカチカチ(フェルト状)になる原因は、飼い主さんのケア不足なのです‼
とくに毛玉ができやすい、以下の部分を中心にブラッシングしていきましょう。
- 喉やあごの下
- 手・足の付け根部分
- おなか
- おしり周辺
- 背中(高齢や肥満の猫に多く見られる)
また、ブラッシングする理由として、猫の毛を清潔に整えながら血行促進し、炎症や病気を防ぐ効果もみられます。
体の表面に抜け毛を放置すると、猫の体にとって悪影響なことばかりです。
①フェルト状の毛玉が出来る
②毛づくろいで舐めた毛が体内に入り、体内で毛玉ができる
毎日のブラッシングで抜け毛はしっかり取り除き、猫の毛玉がカチカチ(フェルト状)にならないよう、予防ましょう。
ちなみに、ブラッシング慣れしていない猫には、こちらの商品がおすすめです。↓↓
体に優しくフィットするのが嬉しいニャ。
抜け毛がごっそり取れるから、さっぱりするニャ‼
体内に出来る毛玉が発達すると”毛球症”になりかねません。
②定期的にペットサロンへ通う
ブラッシングが苦手な猫は、定期的にペットサロンへ通い、プロに依頼して予防する方法です。
嫌がる猫を捕まえて強引にブラッシングしようとすると、猫に過度のストレスが溜まってしまいます。
以下のようなの猫の場合は、定期的にペットサロンや動物病院など、専門の方に被毛を整えてもらうのがおすすめです。
- 毛玉ができやすい長毛種
- ブラッシングできないの猫
ペットサロンは毛玉処理だけではなく、耳掃除・爪切りなど身だしなみを整える手間も減るため、上手に利用しましょう。
ブラッシングさせてもらうためにはまず、遊びの一環でブラシに慣れさせましょう。
抵抗がなくなる猫もいますので、一度試してみてね。
③お風呂に入れてあげる
猫を定期的にお風呂に入れて、被毛の表面についた抜け毛を洗い流して予防する方法です。
以下のような猫の場合には、お風呂へ入れて予防する方法をおすすめします。
- ブラッシングを嫌がる
- 毛づくろいが下手
- 毛づくろいがめんどくさいと思っている
- (高齢猫や子猫など)体力的に毛づくろいが難しい
- 口内に炎症があり、痛くて毛づくろいができない
本来猫は水嫌いのため、お風呂自体がストレスの原因になることがあります。
猫の抜け毛は、ブラッシングで取れるといいですね。
猫のお風呂に抵抗がある人には、大判のウェットシートのようなシャンプータオルだったらお手軽に使うことができるのではないでしょうか。
体を拭いてあげるだけでお風呂に入ったようなさらさらな仕上がりになるため、私はリピート買いして使っています。
↑厚手で破れにくく、シャンプータオル1枚で体や両手足の肉球まで拭けるのはうれしくて、お気に入り商品です。
【体験談】以前の私は、フェルト状のカチカチ毛玉を作ってしまった…
私は以前、愛猫の背中にフェルト状のカチカチ毛玉をつけさせてしまいました。
上記の写真に写っている”フェルト状のカチカチ毛玉”は1匹の、しかも1シーズンで取れた量です。
小さな体に、このような塊をゴロゴロつけていれば、ケガしやすくなるのも当然ですよね…。
当時の私は、『猫は自分で毛づくろいするから、自然と治るはず』と思い込んでいたのです。
その結果、獣医さんにカットしてもらわないといけないほど、大事になってしまいました。
写真のようなフェルト状の塊を作らないためにも、毎日のブラッシングが重要なのです‼
すでに虹の橋を渡っている子なので、これは形見です。
自分を”戒める”ためにも、ずっと保管しています。
※このことが原因で、虹の橋を渡ったのではありません。
猫の毛玉がカチカチ(フェルト状)になってしまったら
猫の毛玉がカチカチ(フェルト状)になってしまったら、ブラッシングすることができません。
方法はただ1つ。
塊になったフェルト状のカチカチ毛玉を、猫の体から取り除いてあげることです。
皮膚が引っ張られている状態なので、むやみにハサミヤバリカンで取ってはいけません。
フェルト状の毛玉だと思った場所でも、もしかしたら皮膚の一部がひっぱられて一緒に切ってしまうかもしれない。
想像しただけで、ゾッとします。
しかし、”フェルト状のカチカチ毛玉を付けたまま放置は、絶対に良くない”!
そのため、猫の体のしくみを熟知している動物病院の獣医さん、もしくはペットサロンのトリマーさんに依頼して取ってもらいましょう。
どちらも、【専門知識・資格がないと動物を扱えない】ニャ。
だから、安心してお願いできるニャ♪
まとめ: 猫の毛玉がカチカチ(フェルト状)になるのは良いことなし…作る前に予防しよう!
今回は、猫の毛玉がカチカチ(フェルト状)になる原因について、解説しました。
原因が猫ではなく、飼い主さん側にあったとは驚きだったのではないでしょうか。
猫の体にある毛玉がカチカチ(フェルト状)になると皮膚がひっぱられ、痛みを伴うとともに、皮膚に炎症や病気が起こりやすくなります。
皮膚がひっぱられることで、痛みや運動制限がでてしまい、①ジャンプで失敗②高いところから落ちるなど、ケガをする確率も上がります。
正しい予防方法で、日頃から猫の毛玉がカチカチ(フェルト状)にならないよう注意していきましょう。
ペットサロンやお風呂も上手に活用して、皮膚と毛を清潔に保ってあげてくださいね。
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